涙で判定!? 乳がんが判る♪

がん細胞が出すエクソソームの超高感度検出に成功 ?!

ドライアイの検査で用いるシルマー試験紙を使って、数滴の涙で乳がんの有無が判定できる時代が来るそうです♪

あの 痛い!! マンモグラフィ検査や、石灰化と見間違われやすい「乳がん」判定が涙の摘出検査だけで出来たら・・・ 嬉しいですよね?

細胞外小胞の一つの「エクソソーム」 

がん細胞から出るエクソソームは、がんの増殖や転移に関わることが明らかになっており、そのエクソソームを用い、神戸大学大学院工学研究科の竹内俊文教授らが超高感度に検出する測定法をを使い、体の負担が少ないキリッドバイオプシー(液体生検)によるがん診断のバイオマーカーとして利用できる方法を開発、研究中だとの事です。

今後は臨床試験によるデータを蓄積し、2022年度までの実用化を目指していくそうですので・・・ 期待大です♪
引用: 日経BP総合研究所 メディカル・ヘルスラボ 2021.1.25 


判定方法は : 
シルマー試験紙(ドライアイ検査の時に下瞼に貼る あれ) ⇒ により涙の採取を挟んで、しばらく目を閉じていると、涙が滲みだして試験紙が青色になり、青色の部分が1~数ミリほどになれば、検体として十分だとの事です。





神戸大学大学院工学研究科の竹内俊文教授は次のように語る : 引用

 「エクソソームは体液中に存在するので、もちろん血液や唾液などから検出することもできる。
ただ血液中には食事から摂取した栄養素など様々な物質が溶け込んでいるし、唾液ともなれば食べかすや細菌なども多い。その点、涙にはそういった夾雑物(きょうざつぶつ)が少なく、生体試料として非常に魅力的。
涙液中のエクソソームは血液中に比べると10の1から100分の1程度と少ないが、私たちが開発した超高感度の分析計を使えば、十分に測定できる


今日のニュースで 「乳がんの発病率」 が例年トップだった肺がんを抜いて、一位になったとの事です。(2021/2/04)

半年に一回は必要と言われる病理進行の早い「乳がん」

 早期発見に検査は必要ですが (がんもどきになることもあるので、医者は慎重に選ぶ必要があるとは思いますが・・・) 


乳がん検診の検査方法が、検査用紙での「涙検出」だけで済めば 嬉しいですね♪

是非とも 研究成果の精度を高めてほしく ご報告でした。




写真は発見者の竹内教授













明日の元気の為に 参考にしていただけると幸いです。