自家液体窒素処理骨移植

厚生省のHPを見ていたら「先進医療」として自分の骨を(関節)を超低温の窒素凍結したあと再生する方法が書いてありました。

液体窒素で、「-196℃で急速冷凍することによって腫瘍細胞は完全に死滅」することを応用し、一旦取り出した部位から、腫瘍削除したあとに体に戻すと言う技術です。

処理後にも、骨強度オートクレーブ処理骨よりも十分に保たれていること」を証明した。・・・ とのことです。

オートクレーブ処理骨
切除した罹患骨を熱処理することにより腫瘍細胞を死滅させてから患部に戻す方法骨伝導能(処理骨が新生骨に置換されるための骨形成の足場)は温存されるものの,加熱による骨形成因子(bone morpbogenic protein)失括によ る骨誘導能の消失が起こるため骨癒合には不利だったそうです。

液体窒素処理後 は「骨誘導能」が保たれており骨癒合に有利だそうです。

一度体外に取り出した自家腫瘍骨を安全に元に戻して骨や関節の欠損部を再建すれば, 生きている骨に再置換され,関節機能も温存されるそうです。
関節軟骨が年月とともに変性しても通常の表面置換型人工関節による形成術が可能で維持、コスパが良いそうです。
以下は 此処数年の治療成功数です。


で平成26年からの応用例がこちらだそうです。
まだまだ件数は少ないですが将来的にもっと身近になる日が近そうです。